王さまベン

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王さまベンは 尻尾をピクンピクンと揺らしながら アルに言いました 「しきたりを、忘れてはいないかね?」 アルは ニッコリと笑うと 王さまにむかって言いました 「まさか王さま。私が忘れるとお思いですか?」 そう言うと アルは 王さまベンの寝そべるベンチの端っこに ちょっとだけ腰かけて 手をのばしました
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