第1話 (出会い

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「いてもお前なんて相手にされないから落ち着けって~。」 『うるさい!』 当時付き合っていた彼氏とヒドイ別れ方をした私は、仕返しに年上のカッコイイ彼氏をつくってやろうと張り切ってた。 と言っても、その彼氏とは1週間しか付き合ってないんだけどね…。 『絶対カッコイイ彼氏つくる!』 「張り切るのはいいけど、恥ずかしいから大声出さないでくださ~い。」 * いちいち私に突っ込んでくるのは、幼なじみの男の子。 “隆志” 隆志とは小学校からずっと一緒。 私の、唯一の男友達。 家が近いわけでも、親同士仲がいいわけでもない。 でもいつのまにか仲良くなって、何でも話せる仲。 私と仲良しの女友達はみんな頭が良くて、この学校を受けるのは私だけだったから、隆志と一緒に行動してた。 ちなみにこの高校は、市内で1番バカな学校…。 * 『それでは、学科別に見学してください。』 説明会が終わり、やっと見学することができる。
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