どこまでも

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どこまでも

がたんごとん がたんごとん そんな音を聞きながら僕は今、電車に乗っている。 たまに、本当にたまにだけどさ思うんだこのまま何処までも行けたらいいって何処までも何処までもどこか僕の知らない場所まで行けたらいいってそう思って僕は目を閉じた。 『ご乗車ありがとうございました。次は終点、冥王星、冥王星でございます。』 やれやれ、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。鉄道が宇宙にまで届いた今となっちゃ何処まで行ったって同じって事を忘れてた。
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