鬼の継母

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(継母=本当に判ったのかっ!う~ン由美子っ!)(私=ハイ、ヒックヒック判りました、ヒック、ゴメンナサイ、ヒック)(継母=良いか由美子っ!今度道草して来たらただじゃ置かないからなっ!この次は、今日のような生優しいヤキじゃ済まないんだからなっ!よ~~く頭の芯にたたき込んどけよっ!)と言ってやっと恐ろしい折檻が終わったのです、そして暫くの間継母からの折檻も無くわりと穏やかに暮らしました、しかし子供というのは、浅はかな者で数ヶ月前にあれだけの折檻を受けたにも拘わらず私は、又悪さをしてしまいました、ある日の事私は、学校の同じクラスの友達に誘われ今度の日曜日隣町に有るチョット大きいデパートに行こうと誘われたのです、しかし私には、友達のようにおこずかいを貰ってるわけでも無いのでデパートに行くお金等有る訳が無いのです、だけど私は、友達の話しを聞いているうちにどうしても行きたくなりなんとかお金を作ろうと思いこの小さな頭で色々と考えた結果継母の財布からお金を抜き盗る事を思い付いたのです、それと言うのは、継母は、普段からだらしのない人で財布や貴重品等何処にでも置く人なのです、そして財布は、何時も茶の間に有るチャダンスの引き出しに締まってある事も解っていたからです、そしていよいよ実行する日、日曜日の朝が来ました、私は、自分の部屋を出て茶の間へ行くと案の定継母は、何時もの如く毎晩お酒を浴びる程呑むので今朝も熟睡状態なので私は、おもむろにチャダンスの引き出しを開けて財布を取り出し色々物色していると、いつの間に起きたのか解らないけれどお酒の臭いをプンプンさせながら私の後ろにやって来たのです、(継母=由美子っお前何ごそごそしてるんだっ!)私は、その声に驚き後ろを振り向くと私の後ろで腕組みをして私を睨みつけている継母がいました、私は、素早く財布を元に戻そうとしたのですが手遅れでした、(継母=コラっ!お前何やってるんだっ)(私=何も)(継母=何が何もなのよっ!何で人の財布チョシテルのよっ!)(私=だから何でも無いってばぁ、 )(継母=何だその口の聞きかたっ!黙って人の財布チョシトイテ何が何でも無いのよっ!)私は、ビクビクしながら黙っているとすかさず継母の怒鳴り声とともに鉄拳も飛んで来るのです、そして継母は、私の髪を鷲し掴みにして(継母=何とか言えコラっ!)私は、無言のまま継母の顔を見つめると、続く
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