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再び香澄が語りだす。
「それで私はあなたのお世話をすることを決断したのです。そして私は由衣ちゃんとメールのやりとりをしながら半年間メイドになるための修業をして、今日あなたの家を訪れたわけなのです。」
「そういうことよ、お兄ちゃん♪」
「は、はぁ…」
僕はそう答えるしかなかった。
「ねぇ、お兄ちゃん。香澄ちゃんの願いをかなえてやってよ。」
「私からもお願いします。」
「そ、そんなこと急に言われても…。」
僕はうろたえた。しかし二人は僕に迫る。
「お兄ちゃん!」
「ご主人様!」
(ご、ご主人様って…)
僕はますますうろたえた。僕はもうご主人様扱いなのだ。
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