第四章 由衣のお兄ちゃん観察日記

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日曜日 …なんだかんだ言って結局お兄ちゃんの観察というよりも完全に香澄ちゃんの観察日記になっちゃってるなあ… 私はここまで書いてそう思った。それほどまでに香澄ちゃんは見どころが多い。多すぎる。 思えば、香澄ちゃんという子は初対面から変わった子だった。 「私をこの家でメイドとして雇ってくださいませ!」 …正直、いきなり何を言い出すんだと思ったよ…。 でも、香澄ちゃんはとてもいい子である。そして感謝もしている。体が弱い私が出来ないお兄ちゃんのお世話をしてくれる。 私の体もとても気遣ってくれる。 香澄ちゃんの優しさが伝わってくるようなおいしい料理を作ってくれる。 私はそんな香澄ちゃんのことが大好きだ。 本当はきっとお兄ちゃんも同じだと思う…。 …香澄ちゃん、これからもよろしくね♪
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