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「でも、うらやましいな、香澄ちゃん。お兄ちゃんのお世話が出来て…私もお世話したいけど、いつも体を心配されるから…」
「由衣…」
一瞬、しんみりしてしまった。しかし、
「でも、今日だけは由衣がお兄ちゃんのあらゆるお世話をしたげるからね♪」
「ゆ、由衣!」
由衣はすっかり明るくなっていた。こういう時になんだが、やっぱり由衣は笑顔が一番似合う。
「二人とも、夕食の準備ができましたよ。」
「だって。上がろうか、お兄ちゃん♪」
「あ、ああ…」
こうして兄妹水入らずの入浴タイムは終了した。
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