第六章 由衣と初音

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「お兄ちゃん、着替え終わったよ。」 由衣が浴室で待ってた僕に言う。 「あ、うん。わかった」 僕は浴室から出て脱衣所へと向かった。 下着の着替えが終わり、服を着ようとしていた時。 「お兄ちゃーん♪」 急に由衣が脱衣所の扉を開ける。 「う、うわっ!」 「エヘヘッ!お兄ちゃん、私が着替え手伝ってあげる♪」 「い、いいよ。一人で着替えるから。」 僕はそう言ったが、 「いいえ、今日は私がお着替えを手伝わせて頂きます。ご主人様♪」 …問答無用で押し切られてしまった。 「うふふっ、この服お兄ちゃんの匂いがする♪」 …由衣、あぶない趣味に走ってないか? 「はい、着替え完了!」 「あ、ありがとう、由衣…」 「いいえ、どういたしまして、ご主人様♪」 僕は恥ずかしい気持ちいっぱいで由衣と脱衣所から出た。
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