第七章 二人のメイドと一人の主人

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今夜のメニューはご飯とハンバーグとスープ、それにポテトサラダであった。 「ねえねえお兄ちゃん、このポテトサラダ私が作ったんだよ。食べてみて♪」 「う、うん…」 僕は由衣の作ったポテトサラダを口に運ぶ。 「どう、おいしい?」 「うん、おいしいよ。」 「わーい♪」 由衣手作りのポテトサラダは少しマヨネーズが多めだったがいける味だった。 「このハンバーグも手伝ったんだよ。はいお兄ちゃん、あーんして♪」 「…あーん」 「どう、おいしい?」 「うん。」 「わーい、やったね香澄ちゃん♪」 「うふふっ…」 そんな兄妹の姿をほほえましく見ている香澄であった。
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