第七章 二人のメイドと一人の主人

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食後の後片付けは香澄さんと由衣の二人がやった。 香澄さんはテキパキと皿洗いをこなすが、由衣は危なっかしい手つきでやっと洗えている状態であった。 その後は三人でたわいのない話をして、寝ることにした。 「私はあちらで休ませていただきますので、どうぞお二人で。」 香澄さんが笑顔でそう言う。 「ふ、二人でって…」 僕は断ろうとするが、 「ね、お兄ちゃん。今夜は一緒に寝よ♪」 結局、由衣と二人で寝ることになった。 (今夜は眠れるかな…) そんな心配が頭をよぎった僕だった…。
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