0:愚者の捧げる花束

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気づけば愚者は走っていた。 体が冷えてきてようやく 雨の中にいると気づいた。 愚者は立ち止まり 賢者の声を思い返した。 「どうしたのか」 愚者は困ってしまったのだ。 今まで問いかけなどかけられなかまった。 今まで悩みさえなかった。 どう答えればよいのだろう。 そう思ったとたん 無知である己が 恥ずかしくなったのだ。
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