すれ違う心

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お店のドアを開ける音がした。 でも私は振り返らなかった。 寛史 「待たせて悪い。」 司 「ホントだよ。 葵ちゃん淋しがってたぞ。」 私が返事をしなければならない所を司さんが代弁してくれた。 店員さんに部屋に案内された。 部屋は3部屋のうち一番奥の部屋に通された。 この前は手前の部屋だった。 手前の部屋よりやや広かった。 寛史 「ウーロン茶2つと料理はおまかせでお願いします。 料理はこちら側が言うまで持って来ないで下さい。」 店員 「かしこまりました。」 課長はウーロン茶が早く来るのをわかっていて一言も話さなかった。  
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