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寛史 「このメールは俺に対する嫌がらせかなんか?」
私が嫌がらせ…?
課長は私が送ったメールを嫌がらせととった…。
私の気持ちも知らないで…。
葵 「私は嫌がらせで送ったつもりはありません。」
少しの沈黙の後に課長は残りのウーロン茶を一気に飲み干しグラスを乱暴に置いた。
かなりの衝撃音がして私は背筋がゾクッとなった。
寛史 「おい。
俺をバカにしてるのか?
さっきから聞いてれば私はしていませんとかつもりはありませんとかしか返ってこねぇし。
奥さんがどうのこうって。
それじゃ話にならねぇんだよ。」
この話し方はいつもの課長ではない。
冷酷の課長でもない。
課長は本気で怒ってる。
私は怖くなった。
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