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部屋に戻ると新しいウーロン茶が置いてあった。
気を静めるために頼んだのだろうか。
席に座って私はウーロン茶を一口飲んだ。
深呼吸をした。
葵 「嘘をつきました。
具合が悪いって言ったのは嘘です。
それは謝ります。
すいませんでした。
でも嘘をつくだけの理由はあります。
課長が何気なくした事でも私には傷ついた事があります。」
課長は何も言わないところを見ると話を続けていいんだと思って話を続けた。
葵 「土曜日に私の家に来る前に車を掃除しましたよね?
車の中がきれいに掃除してありました。
奥さんをあの車で迎えに行くから私が乗った痕跡を残したくなかった。
きれいにしてるのに私が乗ったらまた汚れます。
私が乗った痕跡を消すのは構いません。
でもそういう事は私と別れてからして欲しいと思いました。」
一方的に話したせいか喉が渇きもう1度ウーロン茶を飲んだ。
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