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俺は慣れない家にいるせいで、殆ど寝てない状態で編入当日の朝を迎えた。
ヤバイな…
編入早々倒れなきゃ良いけど…。
まぁ、高校生活をまともに送れるということがすごく楽しみで、それのおかげで目が冴えてしまっていたのも原因の一つだ。
時計の針はちょうど7時を指している。
やっぱ初日だから身嗜みとか整えたい訳で…。
ベッドから起き上がり、昨日婆ちゃんから受け取った箱を開ける。
そこにはYシャツや制服、体育用のジャージに教科書、それに上履きとか…
色々なモノが詰め込まれていた。
それに鞄までも…
ヤッベ…
マジでテンション上がってきた。
部屋を出た俺は一階へ降りて朝食、朝風呂、洗面を済ませて、もう一度部屋へと戻る。
そして、箱から黎明学園の制服を取り出し、早速着替えてみた。
Yシャツを着て、青いネクタイを絞め…
Yシャツをズボンの中に入れてからベルトをして、左胸に黎明学園のエンブレムが入った白いブレザーを着る。
その時点で更にテンションが上がっていた。
時間はまだ7時30分過ぎで、約束の時間までは余裕があるな。
少し早めに出て町を散策するか…。
そう決めると、俺は即座に行動へ移した。
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