第一章・ぴろちゃんとの出会い

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 そう思った僕は、ぴろちゃんの誘いに乗る形となり、引っ越しを一旦やめにして健康体操でもある拳法の構えを、見よう見まねでやって見る  ……ぐ、いっ意外に難しい。  スムーズに、流れる様な動きを華麗に見せるぴろちゃんに対して、僕の動きはまるで壊れたロボットだ。  右手とかに油でも塗られそうな動きで、ぎこちなく……ぐぅ……むぅ……くそぅ……。 「アハハハッ!  ニー チャンタ プーハオ!」  その時、ぴろちゃんは大笑いしながら、こんな事を言ってた。  なんか、僕には中国語なんだろうってコトしか分からない言葉だった。  あとは、間違いなく悪口だってコトかな。 「……なんて言ったの?」
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