499人が本棚に入れています
本棚に追加
/637ページ
だから――思う。
思えてならない。
これは運命なのだ――と。
私にとっては異国の地――日本で最初に友達となり、産まれて初めての恋人になる彼。
高梨宏和くん……。
彼とは学校はおろか住まいも一緒だ。
これからは、何かと顔を合わせる機会も多くなるだろう。
つい最近、東京へと上京して来たばかりと言う宏和くん。
お互い、新天地でのスタートとなる。
仲良く力を合わせて頑張りたい。
日本の事は良く分からないので、彼には思わぬ場面で迷惑をかけるかも知れないが
……宏和くんは優しそうな人柄が顔に滲み出ているぐらいの人間だ。
きっと大丈夫だろう。
最初のコメントを投稿しよう!