第三章 祝・御入学

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 一緒に登校した二人は、校庭の掲示板にあった自分達の名前を探し、同じ一年十組に名前が書いてあった事を見ていた。  これを見て、宏和は少し驚いた。 「偶然って、あるモンだねぇ……」  まぁ、お約束である。 「やったネ! 宏和くん!。  コレでドコでも一緒にいられるよ♪」  他方、螺春は素直に宏和と一緒のクラスであった事に喜んでいる様子だった。 「――さて、クラスも分かった事だし、教室の方に行って見ますか」  宏和は呑気な声で螺春に言い、学校の校舎へと向かう。 「――うん。  行ってみましょう」  螺春も宏和に合わせる形で教室へと向かった。       ☆三人称☆  寿高校のクラス編成は、そのまんま学力を意味している。
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