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余談ついでに言うのなら、席は宏和の一つ後ろらしく、そこに座りながら二人に声を掛けている。
名前的にも近いはずだ。
「俺の名前は
竹塚雄太
(たけづか・ゆうた)
――ってんだ。
よろしくな!」
初対面のヤサ男――雄太は、あけっぴろに笑って二人へと自己紹介して見せた。
「えぇ……と、よろしく」
雄太の言葉に、宏和は苦笑混じりの頷きを返して見せた。
「碧螺春です。
よろしくお願いします」
他方、螺春の方は雄太の言葉に素直過ぎる程の返答をしていた。
「……へ?、ぴろちゅん?……外人さんか?。
それにしちゃ、ずいぶんと日本語がうまい様だが?」
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