第三章 祝・御入学

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 余談ついでに言うのなら、席は宏和の一つ後ろらしく、そこに座りながら二人に声を掛けている。  名前的にも近いはずだ。 「俺の名前は     竹塚雄太  (たけづか・ゆうた)  ――ってんだ。  よろしくな!」  初対面のヤサ男――雄太は、あけっぴろに笑って二人へと自己紹介して見せた。 「えぇ……と、よろしく」  雄太の言葉に、宏和は苦笑混じりの頷きを返して見せた。 「碧螺春です。  よろしくお願いします」  他方、螺春の方は雄太の言葉に素直過ぎる程の返答をしていた。 「……へ?、ぴろちゅん?……外人さんか?。  それにしちゃ、ずいぶんと日本語がうまい様だが?」
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