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彼女達の技は、格闘を目的とした物ではなく戦闘を目的とした……言わば、全身凶器と言える無敵の拳法だ。
歴史的に見ると、この拳法があるからと言う理由で、数百年近い間、他国からの戦争を回避していたりする。
白兵戦に使用されると……武器を持ってる相手すらアッサリ殺してしまう脅威的な技であると、他国から恐れられていたからだ。
もっとも……これらの拳法が閉鎖的かつ排他的な技である事情が世に広まると、瞬く間に戦争が始まってしまうのだが、余談だ。
とかく、戦闘面では実用度の高い技だ。
極めれば、活人的にも殺人的にもなる。
その拳法の中にある技の一つが、郁香の放った裏拳となる。
正式に言うのなら
『崩捶』。
(ホウスイ)
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