第三章 祝・御入学

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「文句ばっかだな。  野郎なら、もう少し硬派に飾るつもりはないのか?。  そんなチャラチャラした格好してよ?」  ……ちなみに、チャラチャラした格好って言うのは今の雄太の格好だ。  ヘヴィな格好が趣味の雄太は、ベルトや腰の辺りに鎖の類いが何個か付いている。  チャラチャラと言うよりジャラジャラな格好だった。 「――んだと? コラァ!」  案外ハズレではない雄太だったが、やっぱり短気なのだろう。  しっかりいきり立った顔になる。 「ま、まぁまぁ……。  その……さ?、取り敢えず落ち着いて話そうよ」  完全に喧嘩腰になっていた雄太と、男の間に入る形で宏和は和やかな口調で言う。  すると――。
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