第三章 祝・御入学

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「こんな事を言うのも何だけど?、アンタより私の彼氏の方がよっぽど人間出来てる!。  図体ばかり大きくて、そんなに強くもないクセに、偉そうな口を叩かないでよ!」  螺春は、つっけんどんに答える。 「なんだと!、このアマ!」  完全る挑発と言える螺春の言葉に、重伸はあっさり触発された。  血気盛んなヤローは、やっぱり血の気が多い分だけ怒りやすい。  少し献血でもして来た方が無難であろう。 (↑……多分)  反面、血の気とか、そう言うのはご丁寧にもあんまりないだろう宏和からすれば、実に困った話しで……。 「ちっ……ちょっと待って!。  こ、ここは冷静に話し合おう!」
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