第三章 祝・御入学

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「おごぁぁっ!」  よもや、飛び蹴りが飛んで来るとは思わなかった重伸は、まったくのノーマークだった頭を完全ノーガードで蹴られ、そのまま2メートルは吹っ飛び――。  どんがらがっしゃ~ん!  宏和より派手に机や椅子とかにぶつかった。  その後、保健室への片道キップとなった彼は、二週間ていど学校を休んだらしいが……余談である。 「あらら……少しやり過ぎたかな……?」  けたたましい轟音まで聞こえ、何個かの机が使い物にならなくなってた惨状を見て、螺春は少し苦笑い。  ちょっとだけ後悔してるトコもある。  今度はもう少し手加減しよう。  ……なんとなく後悔する方向性が間違ってるよーな気がしなくもないが、 (↑教室で飛び蹴りはやめましょう)  当人はあんまり反省とかはしてない。
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