第四章・僕、私の新学期

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      ◆宏和◆ 「……うぅ……ん」  うなり声を出して、僕は微妙に重くなっていた目蓋を開ける。  その先には、見慣れない天井が……あれ?。  そう言えば僕――どうして寝てたのかな?。  確か、僕は今日から学校に通う事になっていて……それで、今日は入学式だったはず。 「――あっ!」  頭の中で、ぐーるぐーると前の事を考えていた所で気付いた。  今の僕が、どうしてこんな所で寝ていたのか……ってコト!。  正確な所は、やっぱり分からないと言うのが正直な答えなんだけど……大体の事は分かる。  僕はすごーく体格の良いマッチョマン見たいなクラスメートに殴られて……。
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