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なんだか無性にムカつく!。
ガチャッ!
少し不機嫌な顔を作っていた時、保健室の入り口が開いた。
開けたのは……あ、ぴろちゃん。
「宏和くん! 大丈夫?」
保健室のドアを開け、足早に近寄って来たぴろちゃんは、すごーく心配そうな顔をして僕へと言った。
うぅ……ホント、優しい。
「大丈夫だと思うよ。
傷とかもないし」
殴られた右の頬がちょっとだけ痛いけど……このぐらいなら、我慢出来ない程でもない。
「そ……そう。
よかったぁ……」
ぴろちゃんはとっても安心した顔で言う。
ゴメン……心配かけた見たいだね。
僕は苦笑しながらぴろちゃんへと謝ろうとした……んだけど、ぴろちゃんの方が早く僕へと声を出す。
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