第四章・僕、私の新学期

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 ともかく理由なんかどうでも良いんだ。  また喧嘩して、これ以上学校でのもめ事が増えるぐらいなら、笑ってセンセーの回し者になってやろうじゃないか!。  はっはっはっ!。 「とにかく、ぴろちゃんは学校で拳法を使う事はないし、キミも病院送りになる事もないと思うから……取り敢えず諦めなよ」  軽く答えた僕は、そのまま近くのトイレへと向かおうとしていた……けど。 「待て!。  学校じゃなければ問題ない!」  ……なぁ~んてコトをほざく佐久間。  更に佐久間は忌々しいと言わんばかりの顔して――。 「こないだは、ヤツの色仕掛けに負けただけに過ぎない……オレに油断があったコトも認める!。  ――が?、断じて実力ではないのだっ!」
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