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私は謝ってスグに宏和くんから目を反らした。
反らしたけど……。
やっぱりどうしても気になるよぅ……ふぇ~ん!。
無意識に涙を流してそうだ。
……あ、やっぱり少し出てる。
――ごしごし。
両手でササッと涙を拭いてた頃――。
「うわっ! ヤバイよコレ! ホンキで美味い!。
真面目な話、お世辞抜きに美味しいよ、ぴろちゃん!」
私にとって一番聞きたかった声が、最も嬉しい形で私の耳に飛び込んで来た。
「ほっほんと!」
私は天にも昇る程の幸福感を得ていた。
よ……よかったよぅ……ぐす、朝5時に起きて作って……
これで――
『美味しくない』
――とか言われたら、もう……私、立ち直れなかったよぅ……。
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