放たれる 野獣

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衛兵の死体が転がる通路を腹部を押さえながら早歩きをするイブラスカは地下監視室に連絡する イブラスカ「脱走した被験体はどちらに…?」 職員は監視カメラの映像を全てチェックするが、映っているのは衛兵の死体か走り回る衛兵の姿のみで、白いシャツを着たギュラールの姿は認められない 職員「…駄目です。見失いました」 イブラスカ「何をしているのです❗ええい…❗出入口を全て封鎖しなさい❗」 ギュラール「クズの服を着るのは癪だが…仕方ねぇ」 そう言ったギュラールは先程までのシャツではなく衛兵の制服を着ていた ギュラール「お、あそこは面白そうな臭いがするなぁ?」 知らず知らずのうちに格納庫に近付いていたギュラールは大部屋を見つける
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