出会いは

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出会いは・…1年前の春。 僕らは2年生で、将来なんて考えていなくて ただ日々を退屈に過ごしていた。 学校の授業が終わり生徒の自由の時間、放課後。 僕にはまともに友達と呼べる人が居なかった。 自分から話しかけない上にいつも本を読んでいたからだ。 中学の時に他人と関係するのが嫌になった。 いじめ等を受けてはいない。 ただ嫌になったんだ。 この学校は丘の上に位置しているため、辛い坂がある。 そこで不運にも、我が学校で唯一の金髪の不良と目が合った。 一応僕の通う高校はそこらの不良が入れるようなレベルではない。 進学校なのだが、実際目の前には存在している。 怖い目をして。
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