0人が本棚に入れています
本棚に追加
夜盲
憎む自分を闇に捨てた
誰も知らない部屋へ
夜が迫ろうと
知らないふりをした
ああ、早く朝よこい
明るすぎるきみに
憎しみを覚えた
お願いだ
消えてくれないか
気づけばどこにもいないんだ
悔やむ自分が嫌になる
どれが本物なんだと
漁る光景は酷く滑稽だ
ああ、自分を捨てすぎた
明るすぎるきみに
愛しさを思った
本当は
まだ夜を覚えている
明るすぎるきみに
憎しみを覚えた
お願いだ、
愛してくれないか
閉じられた隙間から光がみえる
部屋からでたいと願っていた
最初のコメントを投稿しよう!