無理矢理旅立ち

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無理矢理旅立ち

あの頃は、ただなんとなく一日を過ごしていたのかもしれない。僕にとっての毎日は、意味もなく時間が流れるだけだった。 小学生の頃、作文で『将来の夢』というのを書かされた。その頃は、将来なりたい職業や、やってみたいことなどなかった。そんなことを作文に書いたら、「真面目にやれ」と、先生に叱られたのを覚えている。こっちとしては真面目にやったつもりだったのでかなり頭にきていた。 それからはずっと『ただ』生きているだけだった。高校も入れるところに入り、なんとなく毎日を過ごしていた。 しかし、そんな夢も希望もない僕を変える出来事が起こった。今日はその話をしよう。
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