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今俺たちが歩いてる道は、俺たち共学の『桜岡第二高等学校』(サクラオカダイニ)と、少し南にある女子校の『西女花道女子高等学校』(セイジョハナミチ)の生徒が通う通学路になっている!
だから朝も夕方もこの道は両方の学校の生徒がゾロゾロと歩いているのだ!
「おぃ!、落ちてる物なんか拾うなよ~!」
「おい!俊、コレ、西女花道のノートみたいだぜ!?」
少し興奮した様子で貴博が言った!
「…西女花道って、専用のノート配られるのかぁ!!?」
「うるせぇ~よ!。もう少し声低めろって!!」
貴博は興奮したままその拾ったノートを俺に手渡してきた!
間違いなくノートの表紙には『西女花道女子高等学校』の文字が書かれていた!
一瞬中が見えて、慌てて貴博へ渡した!
すると…!
「なぁ?、このノート、今日の帰りに返しに行ってみないか?」
「はぁ?。返すって……西女花道に?!」
こんな事から始まって、結局俺と貴博はノートを返しに西女花道にやってきたのだ!
もちろん正門前には必ず警備のおじさんが2人いて、男子生徒が入ったものなら強制的に連れていかれるのだ…!
まぁもちろん俺たちは堂々とノートを返しに行くつもりだったけど…
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