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気付けば、正門から学校玄関口までの道には大勢の女子が、学校が終わりゾロゾロと歩いてきた!
「おぃ!俊!逃げるぞ!!」
「バカ!!、今逃げたら余計に怪しまれるだろうが!!。俺らが桜岡第二の生徒だってこともすぐにバレる!」
「じゃあどうするぅ~!!?」
焦る必要はない!
俺たちは女子校に忍び込もうとした訳じゃない!
ここの生徒の物であろうノートを返しに来ただけなのだから…
「俺たち、西女花道のノートを返しに来ただけなんだ!」
「…あれ?」
ジロジロ俺と貴博を見ていく中、1人の女子がこちらを向いた!
「そんな物まで用意してウチの校舎に入りたかったの!!?」
「だから違うって!!」
説明が伝わらない、眼鏡を掛けた少し太った女子にイライラしてきた俺は、ついには逆ギレしてしまった!
「何ぃ?!逆ギレ!!?。変態のくせに何逆ギレしてんのよ!!?」
だ、か、らぁ~!!と言おうとした時、
『ちょっと待って佐々木さん!』
こちらを向いて歩いてきた女子が、俺らを変な目で見る、少し小太りの女子に言った!
「えっ?…」
俺と貴博はその子の方を向いた!
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