第1話 始まりのノート

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気付けば、正門から学校玄関口までの道には大勢の女子が、学校が終わりゾロゾロと歩いてきた! 「おぃ!俊!逃げるぞ!!」 「バカ!!、今逃げたら余計に怪しまれるだろうが!!。俺らが桜岡第二の生徒だってこともすぐにバレる!」 「じゃあどうするぅ~!!?」 焦る必要はない! 俺たちは女子校に忍び込もうとした訳じゃない! ここの生徒の物であろうノートを返しに来ただけなのだから… 「俺たち、西女花道のノートを返しに来ただけなんだ!」 「…あれ?」 ジロジロ俺と貴博を見ていく中、1人の女子がこちらを向いた! 「そんな物まで用意してウチの校舎に入りたかったの!!?」 「だから違うって!!」 説明が伝わらない、眼鏡を掛けた少し太った女子にイライラしてきた俺は、ついには逆ギレしてしまった! 「何ぃ?!逆ギレ!!?。変態のくせに何逆ギレしてんのよ!!?」 だ、か、らぁ~!!と言おうとした時、 『ちょっと待って佐々木さん!』 こちらを向いて歩いてきた女子が、俺らを変な目で見る、少し小太りの女子に言った! 「えっ?…」 俺と貴博はその子の方を向いた!
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