第1話 始まりのノート

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「佐々木さん、その2人、私の友達なの!」 「え?、そうなの!!?。ちょっと白馬(ハクバ)さん、あんまりこの人たちと付き合わない方がイイわよ!?」 「…そう?…大丈夫だと思うけど…」 この子は何を言っているんだろう? さっきまでの怒りが沈み、俺と貴博は放心状態でその女子の方を見ていた! 「本当に気を付けてね!?」 「うん!、ありがと!」 気付けば俺らを変な目で見ていた小太りの女子は帰って行った! 「ねぇ!」 いきなり声を掛けられて、その女子を見る! 「そのノート、拾ったの?」 「え、あ、あぁ…。今日の朝、道でこいつが見つけて、表紙にココの名前が書いてあったから、届けに来たんだけど……」 俺が一部始終を説明すると、その女子は、 「ちょっと見せてくれる?」 そう言ってノートを取り、なにやらノートをペラペラ捲りながら下の方を見ていた! 「やっぱり!。…これ華(ハナ)のノートだ!」 背は俺の鼻辺りに頭がくるくらいで、髪は少し茶色が混じったショートヘアーだった! 先週6月に入ったため、夏服にチェンジして、俺たち桜岡第二の男子は普通にワイシャツに紺の色のズボンだ!
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