1347人が本棚に入れています
本棚に追加
「話があるんだよね」
私の貴重なまったり時間を割く様に女の声が聞こえる。
ついつい、そちらに耳がいってしまう。我ながら、自分の性分を呪いたくなる。
まぁ、気づかれなければいいのだが。
「話ってなに?」
今度は、先ほどの女とは、違う男の声がする。どうやら、私は、学生の王道“告白”に出くわしてしまったらしい。今更ながら、逃げ出したい。なんで、この私が他人の告白に遭遇なんかしなきゃいけないんだよ。告白それは、この世で私が一番嫌いな儀式の一つだ。何が悲しくて他人の幸せをみなきゃイケねぇんだよ。
「ずっと、言いたい事があったの。」
だから、じれってんだよ。誰だって、大方は気づいてるわっ~!前置きなんて無駄だからっっ!!
最初のコメントを投稿しよう!