第2話

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昨日は誕生日だった。しかも三十路のー…。 祝ってくれる相手もいないだろうからって美紀と飲んでたんだ。 ―――― ―――――― 「誕生日おめでとう!」 「あざまーす!」 2人はビールが入ったグラスをぶつけ乾杯する。 「でもさ、葵」 「んー?」 「30歳の誕生日に祝ってくれる彼氏もいないってやばいよ?」 「わかってるよ。」 「まだ引きずってるの?拓也のこと…」 「それはないっ!」 「まぁ、いいや。とりあえず今日は飲めっ!」
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