第2話

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「痛っ!」 うずくまっているといきなり後ろから蹴られた。 葵が振り返って見ると、そこにはきれいな男の人が立っていた。 「あ、ごめんなさい」 「ちょっと…!」 酔っていたせいもあって思わず強気な態度に出る。 男の人は少し葵を凝視すると、いきなり腕を掴んで立たせた。 葵が不思議に思っていると、いきなり腕を掴んだまま歩き出す。 「ねぇ!ちょっとどこ行くのよ!」 「…ラブホ」 「はっ?!意味わかんない。」 男の言葉に葵は必死に掴んでいる手を振り払おうとするが、力が強くて全く意味がなかった。 .
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