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「痛っ!」
うずくまっているといきなり後ろから蹴られた。
葵が振り返って見ると、そこにはきれいな男の人が立っていた。
「あ、ごめんなさい」
「ちょっと…!」
酔っていたせいもあって思わず強気な態度に出る。
男の人は少し葵を凝視すると、いきなり腕を掴んで立たせた。
葵が不思議に思っていると、いきなり腕を掴んだまま歩き出す。
「ねぇ!ちょっとどこ行くのよ!」
「…ラブホ」
「はっ?!意味わかんない。」
男の言葉に葵は必死に掴んでいる手を振り払おうとするが、力が強くて全く意味がなかった。
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