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まぁ、つっても似てるのは顔だけ、性格も話し方も俺とは全然違う。
まぁ、すべてを受け継ぐわけじゃねぇからな。
「いや、全然」
一応合ってるんですが口に出せません。その手に握っているものが鈍く光る刃物でなければ冗談で言えますがね。
言ったら……うん、有無を言わさずに飛んできそうだし。
すると父さんは「そっか」というとキッチンに戻って行った。
さてと、俺も何か手伝おうかな。疲れてるっちゃ疲れてるけど倒れるほどじゃねぇし。
そう思った俺は一度カバンを自分の部屋に置きに行ってすぐさまキッチンに向かった。
そしてしばらくして……。
「「「いただきます」」」
無事に晩飯にありつけることができました。
ちなみに今夜の晩飯はオーソドックスにカレー。つっても俺と父さんの力作だ。だからうまいはずだ。まぁ食えりゃいいんだけどな。
ちなみに父さんも結構料理はできる方だ。週末にはたまに父さんが母さんの代わりに料理を作ってくれるしな。
つってもその原因には姉貴が含まれているけど。言わずもがな家族全員が姉貴のポイズンクッキングの犠牲者だ。それから父さんも母さんも絶対に姉貴には料理させないようにしている。止めることができるときに限定されちまうがな。
ほら、昨日は無理だったし。
まぁ、つまりなんだ。今日の晩飯はうまかったってことだ。
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