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「次の授業はー…」
「科学だよー!」
学校に着き、授業をこなしているといつの間にか午後になり、残す授業もあと一つになっていた。
今日最後の授業は、科学らしい。
「ありがとう、麻美」
「いーよー。科学担当は千石先生だから楽しみだね」
そういえば科学の担当だったんだ…
私は話を聞かなすぎなのかな、と心の中で苦笑を浮かべていると科学室に着き、席に静かに腰を掛けた。
「今日の授業はー…」
授業中、私は上の空だった。
科学は苦手だし、楽しいとも思わない。
だから、学ぼうと思う気にすらならなくて。黒板を必死に見ながらノートをちゃんと取りながらも授業中、ほとんど上の空だった。
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