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いつの間にか授業は終わり、みんなが立ちあがって挨拶をしようとしていた。
「あ、今日は日直の人に片付けを手伝ってもらうから、日直の人はちょっと残ってて下さい」
先生がその一言を言った後に、挨拶をしてこの時間の授業は終わった。
そういえば、私は日直だから残って片付けを手伝わなきゃいけない。
めんどくさいな…
片付けるような所はあんまりないのに。
「先生、何すればいいですか?」
「んー…このビーカーをしまってくれるかな」
先生はビーカーが入っている小さな段ボールを出すとそれを私に渡した。
私は、ビーカーを片付け始める。
「えーと…相川さん」
「はい?」
片付けをしている最中先生は急に私を呼んだ。
微か驚きながら振り返ると先生は微か苦笑を浮かべていた。
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