7人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
明け方のひんやりとした空気が気持ちいいっ!
趣味とお仕事の一貫として、毎朝通っているが未だに早朝の森は魅力的だ。
鳥さんのさえずりを聞きながら、一応整備されてる道から外れて、細道に入っていく。
太陽の光が僅かにしか差し込まない、大人が通るには窮屈な道を歩いていると・・・・・・ガサガサッと音がしたーー
「クマさん。おはようございますっ」
ぺこりんと頭を下げて、挨拶を木々の隙間から現れた一頭の熊にーー否。熊より凶暴そうなモノにした。
クマさんは、熊の突然変異種(ミュータント)でこの世間一般では化け物と云われる存在だ。
傍目から見るとその構図は、熊に襲われる少女ヨロシクな光景で、実際に彼女以外の人間がこの細道を通ると、本当に縄張り意識からか化け物達に襲われる羽目となる。
彼女だけが細道の先ーー森の花園への入場する事が出来るのだ。
最初のコメントを投稿しよう!