あらすじ

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  勢い良く教室のドアが 開きガラス窓が揺れている 「ちぃ~す」 現在16:15 帰りのホームルームの 真っ最中に やって来た少年… 金髪に金のピアス 金のネックレス 今時いないであろう 不良を絵に書いたような見た目の男子生徒 あたしの目に映った 少年には影があった 「安岡っ!貴様何時だと  思っているんだっ!!」 「うっせぇよ!  ハゲがっ!てめぇに用なんか  これっぽちもねぇんだよ」 教師を一喝し席についた少年 安岡というらしい 見覚えのある少年 少女はただ彼を見つめていた 二人の視線が混ざった 儚げな目をした少年が こっちを見ている 偶然なんかじゃない出会い 必然的な出会い 時に笑い 時に泣き 裏切られ 裏切り 大人と子供の間を さ迷う不安定な時期 人を愛する素晴らしさ 生きる意味 絶望的な毎日 喧嘩の日々 夢も希望もない毎日 教師に反抗し 親に反抗し 仲間でつるむ毎日 彼らのメッセージ 1人の少女が 凍りついた少年の心を 溶かしていく 少年の毎日が 変わっていった  
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