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赤組のリスタートから
試合が再開した
マサについたのは
小柄なニキビ面の上級生と
大柄な切れ目の上級生…
「はぁ?なんだよコレ…
(ヤバいまじ笑える…
んだよ…まじキモイ…)」
マサはピタッとくっつく
上級生のマークよりも
上級生が面白くて仕方がなかった
「マサー!ボール!」
隆介がマサにピンポイントで
パスを出した…!
マサのマークは２人
ピタッとくっつくマーク
常人ならまず取れないだろう
しかしマサは違った
マークを難なく逃れ
タイミングバッチリに
隆介からのボールを受け取り
前線へと駆け上がる
そのプレーを間近で見てる
ギャラリーのボルテージは
MAXまで上がっていた
黄色い歓声と白組コールで
ギャラリーは断然白組派
「隆介くーんｶｯｺｲｲ!」
「こっち向いてー!」
「10番さーんこっち向いてー!」
「あれ一年の安岡くんじゃない?」
「うそー?!ｶｯｺｲｲんだけどー」
ギャラリーの女子には
バレていたようだ
マサがそのまま独走で
追加点を決めたのは言うまでもない
ゴールを決めたマサは
ギャラリーの中誰かを探すように辺りをキョロキョロと見回していた
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