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ある日のことマサは
珍しく朝から学校に
来ていた
教室から聞こえてきたのは
女子の悲鳴と
物凄い音と
マサの怒鳴り声だった
瑠璃は教室のドアの前で
深呼吸をする
静かにドアを開ける
机がバラバラに横たわってる
教室の真ん中での殴りあい
マサとクラスメイトの誰か──
ソレを囲むようなギャラリー
瑠璃は静かに教室に入る
「あぁん?
ぶざけんじゃねぇぞカスが」
「て、てめぇこそカスだろ!?」
「あぁん?
もういっぺんゆうてみろや!!」
マサとクラスメイトが喧嘩を
しているようだ
あの狂犬マサに口答えしてる
クラスメイトに瑠璃は
関心さえしていた
マサがクラスメイトを
殴ろうとした次の瞬間
「は~い終了~」
瑠璃が二人の頭に
チョップを食らわした
「って~な怪力女っ!!」
「黙って片付けろバカ」
瑠璃に向かって言った
マサだったがあえなく撃沈
瑠璃がマサを一喝したのだ
「………」
不機嫌そうに散らかった
教室を直していく
とんだ災難だ
朝からアイツの世話から
始まるなんて──
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