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その久美の名前が今
彼の携帯に並んでいる。
あたしは全てのメールを読んだ。
もうあたしの存在は二人の間で厄介者となっていた。
名前ではなく、自宅のある地名で呼ばれ
あたしと上手く切れたら付き合おうという内容。
二人が親密になったのは一週間程前のようで
彼のバイト先に押し掛けた久美はバイトが終わるのを待って告白。
そして久美の自宅へ。
こんなような流れだった。
あたしは半年も何をしてきたのか…
あたしのワガママで
以前と大して変わらない関係を続けてきたけれど
こんなにも邪魔だと思われていたの?
じゃあ…あの言葉は何だったの?
再び
あたしは
ブッ壊れた
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