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俺の名前は中野 愁平。
右にいるのが春海。
左にいるのが親父。
「ここだな」
「そうよ」
俺たちは十楓原の住所をさぐって、ここまで来た。
ここが、いじめで有名な小学校。
でも、ここには生徒が集まる。
試験で落ちた子や、不良のたまごや、学校の給食費さえ払えない金がない子達が集まる。
そうして皆はいっぱいストレスを抱えてきてる。だから、ストレス発散法の「いじめ」をするらしい…。
俺はいいとは思わない。
でも、他人が「いじめ」と思っても、自分では気づかないようなときもある。
止めても止めてもなくならない。
それが「いじめ」・・・。
「愁平、行くよ」
「あ、おう…」
一体、俺達がいまから行くところはどんな光景が待ってるのだろう。
おぞましい光景が待っているのだろうか…。
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