第1章 十楓原小学校。 

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俺たちはいろんな子を一人一人救いながら、校長室に着いた。 ちょっとした冒険を終えた気分だな。 「入るぞ」 「うん」 コンコン… 「どうぞ」 奥から声が聞こえた。 きっと校長だ。 「失礼します」 入った先には、椅子にすわっている女性がいた。 きっと校長だな。 「校長先生ですか?」 春海が聞くと、 「はい。校長です。どうぞ。お座りください。」 と答えた。 3人でイスっていうか、ソファーに座った。 「ご用件は?」 座ってすぐにそう聞かれた。 あたりまえだけど。 「あの…。」 あれ? 大事なことをまだ知らない。 Kの名前は!? 名前を知らない。 うわっ…どうしよ。 しらねーよ名前なんて俺。 すると、 「川石 敬助って子…ご存知ですか?」 春海が言った。 「おい、何で名前しってんだ?」 ヒソヒソ声で喋る。 「調べたのよ。 Kにそっくりな子がいたから。」 「なにで?」 「秘密情報だから。教えれないわよ」 秘密情報って…。 なんか危ないなぁ。
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