233人が本棚に入れています
本棚に追加
秀一:
「姉貴。今日は店にヒロカズを連れて行っていいか?」
裕子:
「いいけど。どうして?」
秀一:
「ヒロカズが歩きだす前に、3階の子供部屋をさ、1階に移そうって言ってたじゃん。
例の、親父の部屋のリフォーム、今日、業者が来るんだ。」
裕子:
「あれ、今日だっけ。了解、了解。
ゆみさん。ヒロカズのおでかけバッグはどこだっけぇ?」
ゆみ:
「ここに!今、離乳食を入れてるところですぅ。」
裕子:
(玄関から台所へやってくる)
「オムツ替えた?」
ゆみ:
「まだです。」
裕子:
「じゃ、替えとくね。
ヒロカズ~。さあ、いい子ね~。オムツ替えましょね~。」
秀一:
(台所へやってくる)
「おお、ここにいたのか。
ゆみ、業者が来たら電話して。
細かい所は俺が話すからさ。」
ゆみ:
(生後8ヶ月の赤ん坊用品の入った、マザーズバッグを渡しながら)
「はい。お願いします。」
裕子:
(慣れた手つきで、オムツ替えを済ませたヒロカズを抱っこしながら)
「さてと。では仕事に行きますか。
さ、ママに、行って来まーすって。」
秀一:
「行ってくる。」
(荷物を持ち車へ)
ゆみ:
「行ってらっしゃい。気を付けて。」
裕子:
(ゆみの頬に手を当て微笑む)
「行って来ます。」
ゆみ:
(片手はヒロカズの頬を撫でる。もう片方の手は裕子の手に重ねる)
「行ってらっしゃい。気を付けて。」
最初のコメントを投稿しよう!