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「……お前……何者なんだよ……。」
誰でも浮かぶであろう疑問をぶつけた。
『……別に。普通の一般人だよ。』
春はそういいながら、ブラックコーヒーをいれてくれた。
ソファに座ったままそれを受け取って口にすると、落ち着く感じがした。
落ち着いたところで、部屋の中を見渡す。
春の部屋はあまり物がなくて、なんとなく寂しい感じがした。
そのなかで、テレビの上に置いてある写真立てに目がとまる。
俺は、その写真立てのところまで歩いていった。
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