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「……母さん、泣かないで、って……オレに……なにかできることある?って。そしたら……夜に、お母さんの布団においでって……言われた。」
春はそこで何度か深呼吸をした。
そして、はっきり言ったんだ。
「……そこでオレは、抱かれた。」
俺は、なにも言えなかった。
「……すごく、気持ち悪かった。母さんの……手とか……舌とかが、体中を這いまわって……気持ち悪かった……。」
そのあと、春は、1時間ほど泣き続けた。
その間ずっと、俺は春を抱きしめていた。
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